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子供の身長を評価する、パーセンタイル値って何?

子供のころの発育状況は、その後の成長や健康状態を判断するための重要なデータとなります。子供の発育状況を判断するための指針として、パーセンタイル値成長曲線というものが用いられます。

 

パーセンタイル値とは、全体を100としたときにその値が小さいほうから数えて何番目になるのかを示す数値です。たとえば、身長がパーセンタイル値30ならば、小さいほうから数えて30番目ということになります。パーセンタイル値50はちょうど真ん中の値ということになります。

 

パーセンタイル値を用いることによって、子供特有の発育特性を評価したり、発育の異常を早期に発見したり、子供自身や保護者が成長の様子の確認や同年代の子供たちの中での比較が簡単にできるようになります。

 

乳幼児のパーセンタイル値は、10年ごとに実施される厚生労働省の全国調査、「乳幼児身体発育調査結果」に基づいて決められています。2016年現在のデータは、2010年度の調査結果に基づいて決められたものです。

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パーセンタイル値は高すぎても、反対に低すぎても正常とはみられません。10パーセンタイル未満、または90パーセンタイルより大きい場合は、成長や栄養状態に偏りがあり、経過観察が必要であると評価されます。

 

また、3パーセンタイル未満、または97パーセンタイルより大きい場合は問題があるため、場合によっては病院で詳細な検査を受ける必要があります。

 

特に乳幼児のうちは身長や体重の伸びが大きく、また個人差も大きいため低月齢のころには身長が全く伸びなかったのに、月齢が上がってくるに従って急成長したり、その反対に徐々に成長がゆるやかになることがあります。

 

また、健康状態や栄養状態なども成長に強く影響します。そのため、こまめに身長や体重を測定し、都度そのタイミングでのパーセンタイル値を確認して発育曲線にそって正常に発育しているかを確認するのがいいでしょう。

 

子供の発育を評価するには、ほかにもカウプ指数やローレル指数、肥満度などの指針が用いられます。病院などではパーセンタイル値だけでなく、これらの指針も組み合わせて最終的な評価が下されます。

 

低身長症とその治療法

 

子供の身長の成長には個人差があります。そのため、同級生と比べてお子様の身長が少し低くても特別心配する必要はありません。しかし、同年齢の平均身長と比較し著しく低かったり、1年間で実際に伸びた身長が著しく低い場合には低身長症である可能性があります。

 

低身長症の基準、一つは平均身長の分布を示したSD値が、-2SDを下回る場合です。そしてもう一つは平均的な身長の伸び率のSD値が-1.5SDを下回る状態が2年以上続く場合です。通常、小学校低学年では男女ともに1年間で5~6cmの伸び率があります。-1.5SDとは、この伸び率が4cmを下回る状態です。

 

平均身長および平均的な身長の伸び率のうち、両方もしくはどちらか片方が基準を下回る場合に、低身長だと判断されます。

 

低身長は、原因によっては病院で治療が可能です。治療法は原因となる病気の種類によって異なります。

 

最も代表的な低身長症の原因が成長ホルモンの分泌異常です。この場合は、注射により足りていない成長ホルモンを投与することによって補う成長ホルモン治療が行われます。成長ホルモン治療はできるだけ早い段階から治療をはじめ、思春期が終わって成長が止まるまで続けることが効果的であるといわれています。

 

慢性甲状腺炎によって甲状腺が破壊される「原発性甲状腺機能低下症」や先天的な「クレチン症」などがある「甲状腺機能低下症」の場合には、甲状腺ホルモンの投与などが行われます。

 

軟骨の成長に異常を来す「軟骨無形成症」や「軟骨低形成症」の場合には、整形外科で骨の延長手術を行う場合があります。

 

また、低身長症の原因となっている病気そのものを治療して低身長を改善させる場合もあります。例えば、女性ホルモンが分泌されなくなるターナー症候群の場合には、女性ホルモンの投与が行われます。

 

低身長症の治療は思春期が終わり、成長が止まってからでは効果がありません。こまめにお子様の身長と平均的な成長の基準とを比較し、早期に異常を発見してあげられるようにしましょう。

 

成長ホルモン治療法とは?

 

同じ学年の子たちと比べて、自分の子供の身長がなんだか低い気がする…何か成長に異常があるのではと心配になってしまいますよね。同じ年齢でも、4月生まれと3月生まれの間には1年近くの差があるので、お子様の身長が平均身長に達していなかったとしてもすぐに心配する必要はありません。

 

しかし、平均身長から大きく逸脱する、いわゆる低身長の場合には何らかの病気の可能性もあります。お子様の身長が、成長曲線の5本の線のうち一番下の線よりも下の場合には低身長と判断されます。その場合は、一度病院で検査を受けるのがいいでしょう。

 

低身長の原因の一つに、成長ホルモンの分泌不全があります。この場合は、成長ホルモン療法を受けることになります。成長ホルモンは内服で取り入れても効果がないため、注射によって体内に投与する必要があります。

 

投与量は体重1kgあたり、一週間に05単位となります。以前までは週に2~4回、病院で筋肉注射を受ける必要がありましたが、最近では通院せず自宅での注射が厚生労働省から認められたため、在宅で毎日皮下注射をすることが可能になりました。

 

通常、成長ホルモンの分泌が最も盛んになるのが睡眠の始め頃なので、注射のタイミングもそれにあわせて毎晩睡眠前に行い、睡眠中に成長ホルモンが増えるようにするのが自然です。1週間の投与量が同じ場合、1週間に2~4回注射するよりも、少量に分けて毎晩行う方が身長を伸ばす効果が高かったという結果が出ています。

 

在宅での自己注射というと、失敗してしまったら、と少し不安に感じる方もいるかもしれませんが、最近ではなるべく簡単に、安全に、そして正確に注射できるようさまざまな器具が開発されているため、たとえそれまで注射を打った経験のない方でも楽に注射ができるようになっています。

 

成長ホルモン治療を開始すると、最初の1年間で平均8cmほどの身長が伸びます。その後2年ほどたつと徐々に伸びは減っていきますが、治療を続けることで少しずつ成長曲線の範囲内の身長に近づくことができます。成長がゆるやかになったとしても焦らず、根気よく治療を続けることが大切です。

 

喘息薬が身長に及ぼす影響って?

 

子供のころに喘息薬を飲んでいると、身長が伸びなくなる、という話を耳にすることがあります。もし本当なのであれば、特にもともと身長が低めなお子さんであれば喘息薬を使用するのを少しためらってしまいますが、実際はどうなんでしょうか?

 

ウィーンで開催されたヨーロッパ呼吸器系協会の会議では、次のような研究結果が発表されています。

 

まず、5歳から12歳までの、喘息治療を4年以上受けている945名の子供たちを3つのグループに分けました。1つ目のグループはコーチコステロイド薬ブデソナイドを1日2回使用、2つ目のグループはノンステロイドの吸引薬、ネドクロミルを使用、そして3つ目のグループは疑似薬を使用していました。

 

そして激しい発作を抑える時には、全員が即効性のあるアルブテロールとコーチコステロイドを使用していました。

 

この研究では、子供たちが女性は18歳、男性は20歳以上になるまで追跡調査し、彼らの身長を測定しました。

 

研究当初、ブデソナイドを使用していた患者の身長は、ネドクロミルや疑似薬を使用していた患者と比べて平均で約1.27cm低いものでした。そして研究を開始してから2年間の間にグループ間の身長の差は少しずつ広がり、調査終盤にはブデソナイドを使用していたグループの平均身長はほかのグループに比べて約3.81cm低くなっていました。

 

ステロイドは確かに、繰り返し起こる喘息の発作を抑えるためにはとても有効な薬です。しかし、もしも子供の身長が思うように伸びていないのであれば、できる限り使用は控えた方がよさそうです。

 

それほど発作がひどくないときにはネドクロミルや疑似薬を使用し、激しい発作が起こった時にはステロイドを使用するというように、発作の度合いに応じてステロイドを最小限の服用量にすることで、喘息薬の身長への影響を小さくすることができるでしょう。

 

ただし、ステロイド薬使用による身長の差はわずかなものです。それは、ステロイドの治療の有効性に比べると小さな問題だということもできます。発作がひどいときには無理にステロイドの使用を控えることなく、治療を最優先にするようにしましょう。